雨をつれて歩くよじゃ

遅筆な文筆家という体の日々

5月1日(土)

[ 5月1日(土) はれ のち あめ 36.4℃ 47.6㎏ ]

「パパ、GWもお仕事だよね」

「「は??」」

…………OMG

最近ムスメたちから冷たい「は?」を浴びることが増えている気がする。

どうやら、4/29と今日が仕事なだけでGWはオットにとってもフツーにGWらしい。またわたしの都合のいいように記憶をすり替えていたようだ。もはや病気なのではないだろうか。心配になってくる。

 

「じ、じしん??」

Netflixで『ヴィンチェンツォ』を観ているうちにウトウトしてしまったが気持ちの悪いゆらゆらと長女の不安そうな声で一気に目がさめる。

「こりゃ、震源地は東北だな」

「いいから、はやくNHKつけて」

次女も怖いようだ。慌ててリモコンを手にする。

「ママすごいね。宮城だった」

「だろ?」

震源地が茨城か東北かの区別がすっかりつくようになってしまった。揺れを感じたときにヒヤッとするのが茨城。気持ち悪くなるのが東北。なんだこれぇ?となるのが千葉。はい、文字化するにはこれが限界。

 

「めっちゃきもちわるいの、いるんだけど」

次女が指さす方へ目をやると、ただの虫が壁にいた。目を凝らさないとわからないほど小さい。

「そりゃ、いるよ」

と軽くスルーして共存を提案したが、

「いや、やっつけてよ」

と言われてしまった。超絶めんどくさかったので長女に頼むと、

「生き物だよ?人殺せって言われてもムリだから」

いや、飛躍させすぎでしょ。

結局、長女はティッシュを覆っただけでトドメをさせず逃げられてしまった。

 

「うわぁ♪メリーポピンズ!」

歯科検診のためムスメたちと出かけた途端、空は真っ暗になるわ突風は吹くわでその場から動くことができなかった。あまりの急変ぶりにギャハギャハ笑いつつ、自転車ごと持って行かれるのではと自然の恐ろしさを体感した天気だった。

「やっぱり歩いて行かない?」

「いやだめんどくさい」

「押して歩けばいいんじゃない?」

やいやい討論しているうちに、ぽつぽつと雨までやってきた。

「こりゃだめだ本格的に降るやつ」

「まったくもう!ママと出かけるといつもこう!!」

「ママ、まじですごいね」

「いやぁ、雨オンナ発揮しちまったなあ。あははは」

「雨どころじゃないよ!嵐だよ!!」

次女にはぎゃんぎゃん罵られ、長女には妙な感動を与えつつ、家に引き返す。改めて歩いてみたがやっぱり風が強くて、今度は傘ごと持って行かれる気がして怖くなる。と同時に長女の傘がふわっとあがった。いっそ閉じてずぶ濡れって選択肢が一番まともな気がして声をかけようとしたとき、

「うわぁ♪メリーポピンズ!」

いつでもどこでもお花畑超絶ポジティブ脳を発揮した長女、中学1年生。